SONYの良心的パワードモニタースピーカー、SMS-2Pです。 非常に良い音で鳴っています。 発売時定価は13万円です。 普通のスタジオや個人宅などでよくみかけますのでそこそこ数は出たのではないかと思われますが、利益が出たか心配するほどのクオリティだと感じます。 周波数帯域:48Hz-20kHz±3dBはダテじゃなく、何の苦労もなくフラットに出てきますので、アンプなどとの相性も気にせず気軽に良い音が楽しめます。特に低域が個人的には心地よく感じており、普通に30Hz台からグリップします。 位相も良好で、左右や背面に回り込む音もちゃんと聞こえます。 モニタースピーカー的な生真面目さもありながら、低域の調整の自由度が高く、BASS EQやバスレフポートをふさぐことによる調整（ポートを1つ2つとふさぐごとに低域の量感は減りますが、締まって再生帯域が下に伸びます）などで、再生音量やルームアコースティック、ソースによる好みを反映できますので、小音量のピラミッドバランスでどっしりと楽しむようなリスニング向けの使い方もできます。 調整項目は、マスターボリューム、ツイーターレベル、BASS/TREBLEのEQ、エフェクトのセンドリターンやカスケードアウト、バランスのホットピン切り替え、トーンコントロール回路などをバイパスできるダイレクト切り替えと、非常に使い勝手がよく、しかも2つの入力を自由なバランスでミックスできるという大きな利点もあります。 片方のツイーターレベル調整ボリュームに軽微なガリが見つかりましたが、ツイーターレベルのつまみを動かしているうちになくなりました。 再発する可能性もありますが、まず問題なさそうです。 後継機のRSはシンプルにしすぎて大幅に機能を削り、調整がほとんどできず使いづらくなってしまってます。 1本13kgありますので、ゆうパック着払い、梱包後30kg以内サイズでの発送となります。 ■SONY SMS-2P 仕様 　パワードモニタースピーカー 　周波数帯域:48Hz-20kHz±3dB 　サイズ W(幅) : 239 mmH(高さ) : 410 mmD(奥行) : 331 mm 　重量 1本 13 kg 　2.5cmツイーター用40W、16cmウーファー用50Wのバイアンプ 　入力：RCA,XLR,フォーン